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木久仁子サバイバル術、がんとの災害対策5年


麻木久仁子です。





 乳がんの治療を開始して5年たち、区切りの検査を二つ受けてきました。
■ここが、災害対策英語会話■
I was beginning treatment of breast cancer and was having two examinations of 5 age and an end.

マンモグラフィーの結果は、後日、主治医から説明してもらうことになりますが、超音波の方は横目で見ていても異常はなさそうで、お先に一安心しました。
5年は、長かったような短かったような――。
いや、やはりあっという間でした。
がんだとわかった時の驚きが、つい昨日のことのように思い出されますから。
■ここが、災害対策英語会話■
Because the surprise when finding out that it was cancer, is only remembered like yesterday.

そもそもは7年前の脳梗塞でした。
健康には自信があったのですが、右半身が痺(しび)れる症状が突然表れ、あわてて病院に行くと、そう診断されました。
血圧は高くなく、生活習慣病もなく、これといったリスク要因はないと思っていたので、意外でした。
幸いにも軽症で、後遺症もありません。
その時は、50代を目の前にして、「そろそろ体の使い方を変えなさい」という神様の思(おぼ)し召しかな?などと思っていました。
せっかく軽かったのだから、これからは健康管理をしよう。
そんな思いで申し込んだ人間ドックで、今度は乳がんが見つかりました。
それも、左右の胸に同時に発生していました。
当時は、「胸の大きい人の方が乳がんのリスクは高い」という俗説を信じて、人ごとだと思い込んでいたので、これもまた意外でした。
■ここが、災害対策英語会話教材■
It was fancied those days believed the popular belief I say "Person's buxom person had breast cancer, the risk was high.", and that was other people's affairs, so this was also unexpected.

健康管理意識の低かった私が、幸いにも早期発見に至ったのは、本当に偶然のようなものです。
軽い脳梗塞をわずらったことで、たまたま乳がんを発見できたのです。
■ここが、マユミの英語会話教材■
Breast cancer could be found by chance by having light cerebral infarction.



サバイバル術を経験

手術、放射線治療、ホルモン療法を続けて、まもなく当初の治療計画を終了します。
この5年は、治療の5年であると同時に、がんサバイバル術について学ぶ5年でした。
私は、叔母を乳がんで亡くしています。
といっても、40年も前のこと。
いまや乳がん治療は、検査、治療、再建など、あらゆる技術の面で進歩しています。
さまざまながんの中で、比較的サバイバル術の良いがんとも言われています。
どの部位にできた、どのステージのどんな性質のがんなのか、また、患者の体力や体質、持病の有無などによって、治療の仕方は変わってくる――。
そうした、がんの多様性は、自分が発症して、初めて学んだことでした。
私が受けたのは乳房温存術でしたので、再建はしていません。
乳房の形は少々ゆがみましたが、気になるほどではありません。
乳房を見るたびに、早期発見で助かったありがたさをしみじみ感じます。
■ここが、災害対策英語会話■
Every time a breast is seen, thankfulness saved by early detection is felt deeply.

そのあとの放射線治療では、左右に30回ずつ合計60回照射しました。
毎日通って、少しずつ放射線を当てていくのです。
乳房の奥には心臓や肺などの重要な臓器があるため、胸には照射位置の目安になる碁盤の目の線がマジックで描かれ、位置決めは念入りに行われます。
放射線焼けで、皮膚が薄い乳輪からはじくじくと血が滲(にじ)み、すべて終わる頃には、胸全体が赤黒くなりました。
今はすっかりきれいですが、汗腺は機能しなくなりました。
■ここが、災害対策英語会話■
It was completely beautiful now, but a sweat gland didn't function any more.

体中から汗が噴き出すような時でも、胸だけはサラサラで、その度に治療のことを思い出します。

そして、ホルモン療法です。
私のがんは、ホルモン療法が有効なタイプでした。
一日1回、薬を飲むだけですが、5年間続けます。
薬の副作用も、ひとそれぞれ。
イライラやめまいがあったり、太りやすくなったり、ほてりに悩まされたり、よく眠れなくなったりする人もいるそうです。
私は、多少ほてりなどは感じましたが、年齢的には更年期です。
似たような症状の人は大勢いるのだろう、と考えるようにしました。
■ここが災害対策英語会話■
A person of the symptom who resembles made sure that he'll think there will be many.

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2人に1人、がんになるサバイバル術の時代…治療中でも就労できるように…

麻木久仁子のサバイバルです。

病院に通った5年間で、がんを取り巻く環境が変わってきたのを感じます。
初めの頃は、患者会やウイッグ講習会のポスターなどがよく目に付きました。
しばらくすると、「がんになっても、あわてて仕事をやめないで」というチラシが置かれるようになりました。
通院で抗がん剤治療を受けられる態勢が増えてきたからです
最近は、ハローワークのポスターを目にするようになりました。
治療中でも就労できるような情報や助言を受けられる体制作りが進められているからだそうです。
2人に1人ががんになるという時代ですが、実際の患者さんは、様々な状況に置かれます。
■サバイバル術英語会話■
1 person for 2 people is the time when he has cancer, but Mr. actual patient is put in the various situation.

治療に専念した方がよい人もいれば、日常生活と折り合いをつけながら治療できる人もいます。
どんなに非常に健康に気遣っても、がんになる時には、なってしまいます。
それが自分でなくても、大切な家族や仲間であれば、「がんとの闘い」や「がんとの共生」と無縁ではいられません。
健康という「日常」とがん治療という「非日常」に、切り分けられる時代は終わりました。
これからは、「がん治療も日常の一角にある」として、患者が社会から切り離されることのないように、「お互いさま」で支え合っていけるような社会環境やシステムが、どんどん整ってくれるといいなあ、と願うのです。
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麻木久仁子(あさぎ・くにこ)

 1962年、東京都生まれ。
学習院大学法学部中退。テレビ、ラジオ番組で司会者、コメンテーターとして活躍するほか、読書家としても知られ、本の紹介サイトHONZや新聞で書評を書いている。
2010年に脳梗塞を発症。
12年には両胸に発症した初期の乳がんの手術を受け、現在もホルモン療法中。
■サバイバル術英語会話教材■
It's operated on for breast cancer in the early stage which appeared in both chests in 12, present is also in the hormone method of treatment.

講演会や取材などで闘病体験や検診の大切さを伝えている。
2016年には国際薬膳師の資格を取得した。





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