点滴での血管と注射針との出合い系災害対策


点滴中、実は腕に注射針が刺さっているわけではないのです(提供:アフロ)
■災害対策英語サバイバル術■
During an intravenous drip, a needle doesn't stick in an arm actually (offer: Afro).

以前、患者さんに点滴で治療をしていたところ、こんな風に言われたことがあります。

「先生、点滴中は針がささっていて危ないから腕は動かさない方がいいですよね」
私はお腹の手術をする外科の医者です。
お腹を切るときにはだいたい患者さんに点滴をします。
私が担当するほぼ全員の患者さんに、点滴での治療をしているでしょう。
しかし実は点滴について、あまりこれまで患者さんにくわしく説明をしたことがありませんでした。
ここでは、わかりやすく説明したいと思います。





結論から言えば、
点滴中は体に針がささっているわけではありません。
出合い系ご縁はありません。
ささっているものはプラスチック製の、柔らかくて非常に細いストローのようなものなのです。
■災害対策英語サバイバル術■
Something in which it sticks is something like a straw plastic soft and very thin.

(1) 針を血管に刺す。
刺す方の医者やナースは、ここで集中します。
イタタ!ちょっと痛みます。
針が血管に入ると、針のおしりからは血が出ます。
■災害対策英語サバイバル術■
When a needle enters a blood vessel, I bleed from the bottom of a needle.

医者やナースはここで血が出ると、「よし、ちゃんと血管と針の先出合い系ご縁したな」とひと安心します。
そして、次は・・・

(2) 「つつ」だけを進める
「つつ」だけが前に進んで、血管の中に入りました。この「つつ」は尖っていないので、血管をやぶることなくツルッと血管の内側を滑ります。この時、抵抗がないと「うまくいったな」と思います。抵抗があるときはたいてい失敗です。

(3) 針だけを抜く
ここで、「つつ」がブレないように注意しながら針だけをそっと抜きます。
針を全部抜きますすると、今度は「つつ」のおしりから血が出てきます。

(4) 点滴のバッグと出合い系接続
最後に点滴のバッグとつなげたら完成です。
■災害対策英語サバイバル術■
It's linked to a bag put on an intravenous drip at the end, and it's completion.

以上見てきたように、血管や体の中には針は残っていません。
白い「つつ」はプラスチックで出来ていて、ストローよりも柔らかくちょっと力を入れるとポキッと曲がってしまいます。
ですから、腕に点滴が入っていても基本的には腕を動かしても大丈夫です。
ただ例外として、肘や手首に入っている場合は要注意。
曲げると点滴の「つつ」が折れ曲がりすぐに中が血液で詰まってしまったり、「つつ」が抜けてしまったりします。
ちなみにこの記事では「つつ」と書いていますが、病院では「外筒」(がいとう)と呼んでいます。


たまに針との出合い系良縁も

しかし例外として、針を血管の中に入れたまま点滴をすることがあります。
これは入院する病院ではなく、クリニックなどで30分だけ点滴をするなどの場合に使われます。
■災害対策英語サバイバル術■
At a clinic, not the hospital where this is hospitalized, only at 30 minutes, I give an intravenous drip injection, it's used for the occasion.

通称「トンボ針」、トンボみたいな形をしています。
正式には「翼状針(よくじょうしん)」といいます。このトンボの羽の部分をさす人がつまんで持てるように、こんな構造になっています。
この針は採血のときにもよく使われますが、ちくっとさしてこの針からそのまま点滴を短時間投与することもあります。

使い分けは?

では、このプラスチックの点滴とトンボ針、どう使い分けているのでしょうか。
明確な基準はありませんが、ざっくり言えば30分以内の点滴であればトンボ針、それ以上の長時間の点滴はプラスチック製と言えると思います。
病院によって違いますので、心配な方は「これ、トンボ針ですか?」と看護師さんや医師に聞いてみるといいでしょう。

以上、点滴での腕と注射針との出合い系誤縁?のお話でした。


Presented from 「サバイバル」防災非常品、食料&ウンチクサバイバル



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