遭難者へのファーストサバイバル術(2)


打撲の手当1
手当の基本
柔らかなものを下にしいて、一番楽な姿勢で休む。とにかく安静にする。

強打して痛むところは、濡れたタオルなどで冷湿布するとよい。

手足の打撲
打撲した部分を冷湿布する。

打撲した部分を心臓より高く保持し、腫れがでにくくする。


ねんざの手当
野外では、ねんざのほとんどが足首だ。

ねざしてしまったときは、すぐに冷湿布をする。

湿布を出来ない状況なら、クツの上から三角巾などで固定して、移動後冷湿布をする。

また、ねんざによって靱帯を損傷していなければ、テーピングを施せば、自力移動は可能となる。

<テーピングの方法>

足首を直角にして、基準となるテープAをふくらはぎの下、Bを指の付け根部分に回し貼る。

次にCのテープを内側のA→かかと→外側のAとU字型に貼る。

さらにDのテープを内側のB→かかと→外側のBと貼る。同じところに2〜3回貼る。

次に、テープをずらしながら、2.を図のようになるまで繰り返し最後にもう一度AとBを巻く

ふくらはぎ全体をU字に貼ってできあがり。



脱臼してしまった時の手当
手当の基本

肩、指、アゴ等、関節に本来あるべき骨がはずれてしまうことが脱臼だ。

野外活動中に起こりやすいのが、肩の脱臼。とにかく冷やして、固定するのが手当の基本。

関節周囲の神経や血管等を脱臼時に傷めている可能性があるので、無理に入れようとせず、必ず医師に治療してもらうこと。

(緊急時に肩を入れても、その後必ず医師に診てもらう!)

緊急時に肩を入れる

医療機関が近くに無い場合のみの解説です。

まず、仰向けに楽にして寝かせる。ヒジを持ち上げ、肩をゆっくり引き上げ、握った腕を左右に振って入れる。

どうしても、肩に力が入ってしまうので、無理に入れようとはしない。


肉離れの手当
筋肉の過度の疲労が原因で起こる。痛みが激しく、内出血を伴う時もある。患部を冷やし、心臓より高く保持し、圧迫包帯を施す。


日射病・熱射病の対応

木の下や、日陰がなければタープの中など、涼しい風通しのよい場所に寝かせ、衣服をゆるめる。

ネクタイ、ブラジャーのホックをはずす。

ベルトをはずし、ズボンもゆるめる。
体温を下げるために、全身に少しずつ水をかけたり、冷たく水にぬらしたタオルなどで冷やす。

また、全身マッサージすると早く体温が下がる。

※ 吐き気や嘔吐がある場合は静かに顔を横向けにし「昏睡体位」をとらせる。

※ ケイレンがひどい場合は、下をかまないように歯の間にものをかませる。

※ 顔が青白いときは足元を高くする。

意識がしっかりしていて、汗が出ているときは、食塩水やスポーツドリンクを飲ませ、安静にして寝かせる。


凍傷の手当
手当の基本

皮膚が凍結(乳白色で感覚がない)していたら、40度くらいのお湯(ぬるめのお風呂くらい)につける。

できれば消毒用アルコールを少量入れ、感染症を予防する。

このとき痛みがひどい場合は、鎮痛剤を与えるといい。

融解したら、大きな水泡ができるが、やぶらなければ感染の危険は少ない。

清潔なタオルをあて温湿布をつづける。

患部に赤みがさしてくるまで、全身を保温する。

あればカイロなどを入れて温める。

★ 悪化させてしまう「やってはいけない手当」

焚き火で急激に温める

雪で患部をこする

凍傷でできた水泡を針で破る






まずこの姿勢(体位)で休ませる1

「昏睡体位」呼吸はあるが意識がない場合

アゴを前に出し気道を確保し、呼吸しやすくする。
上になった方の足の膝を曲げ、身体を安定させる。


「ショック体位」 貧血や大やけど、大出血でショック症状の場合

水平に寝かせ、衣服をゆるめる。両足を30cmほど高くする。毛布や衣類をかけ保温する。


「座位」 ぜんそくの発作、呼吸困難な場合

地面に座った姿勢で腰のうしろを支え、楽な姿勢をとる。発作がひどいときは、寝袋などを抱きかかえさせると楽になる。



直接圧迫止血法

清潔なガーゼやハンカチ、バンダナなどで圧迫する。
厚くたたんだガーゼをあてて、包帯や三角巾を巻くとより効果的。

※ 処理した時刻を身体に記入する。
救急隊員や医師に手渡すのに長時間かかりそうなら、ときおりゆるめること。



骨折してしまったときの手当

「前腕骨の骨折」
副木をあて三角巾でつるし、さらに胴体に固定する。

「上腕骨の骨折」
副木は、骨折した部位の上下の関節より長いものを使う

「指の骨折」
スプーンや割りばしを利用して、折れた部分を固定する

「足の骨折」
スネの骨折は足全体を固定する。

「膝の骨折」
丸めた布を膝の下に入れ、膝を無理に押しつけないように固定する

※ 副木になるもの……スプーン、割りばし、エンピツ、丸めた雑誌や新聞紙、かさ、テントのポール、段ボール、板や枝




外傷の手当サバイバル術

きれいな流水で洗う
消毒液で傷口を消毒する
傷に応じてガーゼ、包帯、救急ばんそうこうで手当する
出血が激しい時は、傷口を心臓より高くあげて保持する



外傷時の種類

外傷は大きく分けて「開放性」(皮膚の内側の組織がでてしまう)と、「非開放性」(皮膚の内側に損傷をうける)がある。ここでは、応急処置ができる「開放性」の外傷について見ていく。

切り傷
ナイフなど、鋭利なもので切ったときの傷。場所によっては神経を傷つけていることもあるので、あまく見てはいけない。

擦り傷
摩擦によって皮膚の表面がすりむけた傷。傷をしてしまった場所が汚いと、細菌による感染症になることがあるので注意。

刺し傷
クギや釣り針など鋭利なものによる傷。刺したものが汚染されていると、感染症のおそれがあるので、小さなものでもあまく見ないこと。

剥離傷
皮膚が垂れ下がってしまうような傷。出血も多く、治りにくい。医療機関が近ければ、ただちにそこで治療してもらうこと。

裂け傷
ガラスなでどで負った、深く複雑な切れ方をした傷。これも医療機関が近ければ、そこで治療する。



やけどをしてしまったときの手当サバイバル術

手や足に?度や、せまい範囲に?度のやけどをしてしまったときは、とにかく流水で冷やす。
薬をぬってはいけない。
最低でも15分、熱さや痛みを感じなくなるまでが目安。
衣服を着てやけどしたときも、服を脱がさず、服の上から冷やすこと。
うずく場合は、氷のうで冷やすと楽になる(氷をビニール袋に入れて簡易氷のうに)
痛みがひいたらガーゼをあて、包帯を巻く。

※不幸にして、広範囲に?度?度のやけどを負ってしまったときは、清潔なシーツなどで身体をつつみ、一刻も早く医師の治療をうけること。



やけどについて

やけどは、やけどを負った皮膚の状態で次の三つの段階に分けられる。

皮膚が赤く、ヒリヒリと痛ければ1度
やけどが真皮に達し、水ぶくれやただれた状態になり、焼けるような痛みなら2度。
皮膚が黒または白くなり、やけどした部分よりも周囲の方が黒くなるのが3度。

やけどした本人の手の平を1%として、2度のやけどで体表面積の30%以上、3度のやけどで体表面積の10%以上、または顔に3度のやけどを負ってしまった人は重症で、生命がかなり危険な状態。

至急、医者に診せる。




出合い系困窮からのサバイバル術
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避難生活を快適に(^^♪ 防災用品・防災食

避難生活と聞いて、あなたの頭にはどんな言葉が浮かびますか?
"たいへん""ガマン""不快"・・・などなど。 確かにふだんの生活と比べると、不便なことが多いのも事実。 だけど、最近では防災グッズもずいぶん進化して、日頃の備えとちょっとした工夫で、避難生活をぐっと"快適"に、そして"安心"して送れるようになりました。

防災用品持ち出し袋

防災用品を収納して,玄関先などに置いておきましょう。

防災水

1人1日3リットルが目安です。
3日分は備えましょう。
500mlの飲料水は普段からバッグなどにしておくと安心です。

防災食・保存食

そのまま食べられるものはもちろん,お湯を入れるだけなど調理が簡単なものが便利です。
3日分は備えましょう。
また,いつ起こるか分からない災害に備えて,アメやチョコレートなどを携帯しておくと安心です。
乾パン
缶詰
レトルト食品(ごはん・おかゆなど)
アルファ米(水でも戻せます。)
カップラーメン(水でも15分くらいで食べられます。)
カップみそ汁
アメ・チョコレートなどの高カロリーお菓子



吉野家冷凍牛丼の具

防災水ポリタンク

ポリタンクに日頃から水道水をためておくと災害時,生活用水に使えて便利です。

カセットコンロ・ボンベ

電気,ガスが不通のときの調理に便利。予備のボンベは多めに準備してください。

ラップフィルム

食器の上に敷けば洗う必要もありません。身体に巻けば保温に便利です。

紙皿・紙コップ・割り箸

使い捨ての食器です。




情報ゲットの防災用品

携帯ラジオ

災害情報を入手するために必要です。

予備の乾電池

自然放電するため,消費期限に気をつけましょう。

筆記用具(メモ帳とペン)

避難場所などで活用できます。ちょっとした品ですが、無いと大変不便なグッズです。

マジック

伝言を書くことができます。




防災装備類

ヘルメット・防災ずきん

落下物から頭などを守ります。

笛・ホイッスル・防犯ブザー

閉じ込められたときなど,場所を知らせます。

厚手の手袋

倒壊した家屋,散乱した家財から手を守ります。

懐中電灯

できれば家族の人数分を用意しましょう。

長靴

瓦礫などから足を保護するために。

運動靴

避難の際に役立ちます。




サバイバル術の生活の道具

万能ナイフ類

包丁の代わりになるほか,用途はいろいろ。

工具セット

シャベル,バール,ノコギリ,ハンマーなど。家屋や家具の下敷きになった時の救出に使えます。

ほうき・ちりとり

ガラスや倒壊物の除去に役立ちます。

ロープ(10メートル)

救助,避難ばしごの代用。体重を支えられる太さの物を。




災害対策用衛生用品

マスク

防寒用としても重要。

ティッシュペーパー・ウェットティッシュ

ウェットティッシュは入浴できない災害時には体が拭けるなど重宝します。


簡易トイレ、紙おむつ

凝固剤,吸収剤入りのものは臭いを抑えて便利。




災害対策用品

救急用品セット

救急セットには絆創膏・消毒液など。その他ビタミン剤など日頃使っているサプリメントなどもあるとよいでしょう。

処方箋の控え

胃腸薬・便秘薬・持病の薬

毛抜き

とげ抜き,ピンセットとしても使えます。




防寒対策用品

携帯用カイロ

寒い時の保温に便利です。

毛布(折りたためるもの)

寒い時期の防寒対策に必要です。




避難生活をもっと快適にする防災用品

ビニール袋

下着・靴下大小合わせて10枚ほど。雨具や敷物,簡易トイレとしても使用可能。プライバシー保護のため透けないものを。

ビニールシート類

下着・靴下被災家屋の応急処置や,屋外避難の際に便利です。

布粘着テープ(ガムテープ)・マジックペン

下着・靴下布粘着テープは,油性マジックを使ってメモに使用したり、ガラスの破片を取るときに利用します。

ライター・マッチ

調理用や暖房器具の火おこしなどに必須です。タバコは吸わなくても持っていましょう。

ローソク

電気がない,使えないときに長時間の明かりに。

ランタン

停電の夜にあかりがあると安心です。

タオル

汚れの拭取りやけがの手当て,下着の代用など汎用性あり。

安全ピン

タオルを留めて下着の代用などに使えます。

ハンカチ(大判)・手ぬぐい

何かを包んだり,防寒対策としたり,何かと便利です。




女性必須の防災用品

生理用品

傷の手当,ガーゼの代用としても重宝する。

化粧品、くし,ブラシ,鏡

避難生活でも,普段と同じような生活をすることでストレス軽減につながります。

髪の毛をくくるゴム

お風呂に入れない時,髪をまとめれば不快感が軽減。

(防災グッズ一覧さまより)


防災用品は「バケツに詰める」サバイバル術

最近ではリュックに一通りの防災セットが詰まったセットも販売されていますが、お値段が張ったり、本当に使うのかも怪しいグッズが同梱されてしまっているケースが少なくありません。
本当に必要なものを必要なだけ、コンパクトにかつお安く集めるのがベストです。

そこでオススメなのが必要なものを大きめのバケツ型ボックスに詰めて用意しておく方法。
「なぜバケツ?」と感じるかもしれませんが、バケツは水汲みや食器洗いにはもちろん、蓋を閉じて椅子としても使うこともできる万能アイテム。
持ち物を必要最小限にするために、実はたいへん有効なアイデアなんです。
(The360.life さまより)





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